| この本のタイトルと見ると、学術書、ガイドブック、入門書、ハウツー本というキーワードが思い浮かぶが、どれも完全には的をはずしてはいないのだか、やっぱりちょっと違う。結局は、「読み物」である。 赤瀬川氏の絶妙なペンにより、読者はミラクルワールド(?)へ難なく引きずり込まれてしまう。それは、いわば、アトラクションというか巧妙に仕掛けられた客引きというか、なのだが、その先に何が用意してあるかというと、それは、学術性であり、ガイドブック性であり、入門書的であり、ハウツー本的な世界なのであるが、結局は、引きずり込まれた後も、赤瀬川氏のペンにもてあそばれ、読後には妙な満足感が残るという本である。 自分たちの遊びを、「学」にこじつけてにやにやしているだけというのもわかっているのではあるが、その世界に、心地よく引き込んでくれるというのがこの本の醍醐味である。 赤瀬川氏以外の人の書いた部分は、ガイドブック性が高く、非常に参考になりました。純粋な読み物としての楽しさと実用性が高い次元でバランスがとれたいい本です。 |