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| | | ケルト民話集 (ちくま文庫) |
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海に行きたくなりました。 |
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| フィオナ・マクラウドという、いかにもスコットランドらしい筆名を持つ著者だが、実は男性。作家本人は生前、フィオナ・マクラウドという女性の代弁者と名乗っていたらしい。 この本に収められている短編はみな、我々が描くケルトのイメージの、最も悲しく美しい部分を凝縮したような物語である。民話風ではあるが、土くさく素朴な民話よりもはるかに洗練されている。 特に、海の描写が秀逸である。手を取り合って夜明けの海の彼方に消えて行く恋人達、十字架を負い荒海に漂う背徳の男・・・・・・。 荒々しい北の海、黒い岩々に打ち付けては砕け散る高波、スコットランドという土地、風景を愛する人は絶対に読むべき作品である。荒俣宏の訳は、訳語の表記が独特なので、好き嫌いが分かれるかも。また、スコットランドの海の荒々しさ、物悲しさに特に惹かれないという人にとっては、ただのありがちな悲劇譚としか思えないかもしれない。なので☆-1。 |
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