| 「交渉」と前面に明示された学習をする機会は、普通はあまりないのではないかと思います。仕事の大半が交渉だという職種はたくさんあります。基本的なコミュニケーションの能力を獲得できたら、次は交渉力をつけたいですね。このテーマは、直接の経験加えて、別に勉強するだけの価値がある領域だと思います。 前半のいくつかの章では、交渉が必要なケーススタディに対して複数の専門家からのアドバイスが紹介されるという形式が採用されています。アドバイスはアドバイザによってかなり違っており、それだけ交渉というものが難しいということですね。定式化された単純な方法というものはないということだと思います。自らのレベルを上げるには、そういった複数の状況、複数の解決パスを、直接間接に経験するしかないように思います。 そういうバリエーションの中で、いくつかは少し応用できそうなアイデアが含まれていました。「不一致がおきているのはどこか」を識別するスキーム等は役立つと思います。 なお、後半7,8章での「法廷外での交渉」は、私には全く関係のないものでした。またあくまでも米国でという前提での話になっています。 |