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知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代 (ちくま新書) 
ナレッジ・マネジメント5つの方法―課題解決のための「知」の共有 
ナレッジマネジメント入門 (日経文庫) 
Harvard Business Review on Managing Uncertainty (Harvard Business Review Paperback Series) 
Harvard Business Review on Managing People (Harvard Business Review Paperback Series) 

  
 
 ナレッジ・マネジメント (ハーバード・ビジネス・レビュー・ブックス)
ナレッジ・マネジメント (ハーバード・ビジネス・レビュー・ブックス)
 
¥ 2,310
発売日:2000-12
ダイヤモンド社
オススメ度:
 


 


■  ナレッジマネジメントは組織論
90年代のドラッカー,野中郁次郎などのHarvard Business Reviewが掲載されている.若干の古さはあり,review集であるので,統一感には欠けるが,良質な入門書である.

ナレッジマネージメントは,結局は組織論に落ち着くように思う.いかにナレッジコンシャスな組織を作り出すかによって,多くの暗黙知を活用できるように共有できるかが決まってくる.ゼロックスのパロアルト研など極端な例が紹介されているが,どこの組織でも同じような成功例はあるもの.

この本を読んでいて思ったのは,プロジェクトXも単に感動物語に終わらせるのではなく,そこからナレッジマネージメントとしての組織論に踏み込んでも良いのではないか.達成に至るまでのサクセスストーリーを緻密に検証できる素材のように思える.


■  ナレッジをマネジメントするとは
経営にとって「ナレッジマネジメント」とは、何なのか、知識を生み出すための組織のあり方、知識労働者のマネジメント等に関する論文8点です。「ナレッジマネジメント」の概念に関するものから、実践に示唆を与える論文まで、幅広く揃っていました。

「ナレッジ」とは、「ナレッジをどう共有するか」というような視点のものより、ナレッジをどう経営に役立てるか、ナレッジを生み出す組織、学習する組織をどう作るか、それはどんなものなのか?という「マネジメントする」という視点からの論分が多かったです。

1990年代に書かれた論文ですが、現時点(2004年)でも、参考になること多々です。8編の内容的な重複もほとんどなく、全論文でためになることがあった印象です。ナレッジマネジメントに対する視野が広がったような気がします。


■  内容が濃くお買い得である。
ナレッジマネジメントと言われるものの全容が一度に眺められる、内容が濃い本である。八つの論文からなっているが、どれも参考になる優れものの論文である。ドラッガーの情報化社会、野中郁次郎の知識創造企業、ガービンの学習する組織、など本になっている内容のものや、有名な論文、MBITやハーマンモデルの会社への適当による知識創造など、短い時間で有効な知識を得ることが出来るであろう。
中でも一番良かったのは、最後の論文である、プロフェショナルの知的能力マネジメントである。これは、ナレッジワーカを組織的にどのように会社で教育し活用することにより効果が上がるかということを論じている組織論であるが大変参考になった。個人的に感じたのであるが、高橋俊介氏の組織改革は、この論文が根になっていると思った。

この本を読んで自分なりにすべての論文を一つの理論に統合し整理できたら、ナレッジマネジメントの専門家になれそうである。


■  ナレッジマネージメントは人材管理
ナレッジマネージメントをいろいろな角度から捕らえている。ナレッジは人の中にあるものだから、それを引き出してもっと有効に利用しようというナレッジマネージメントは、つまるところ、人材管理だな、という実感を強く持った。この本ではまず、これからの組織にとって、ナレッジマネージメントが如何に重要か、それが、組織をどう変えるか、という切り口から入る。普通、組織はピラミッド型になっていて、意思決定は上層部で行われる。しかし、複雑化した今日では、意思決定のために必要な情報は、ピラミッドの下層、すなわち現場に集中している。だから、現場のナレッジを組織全体で共有できれば、途中のポジションは必要なくなる、という考え方である。なぜなら、途中のポジションの役割は、情報を中継することだから。ナレッジマネージメントのためには、組織体系を大きく変えなければならない、というわけだ。さて、途中のポジションは、本当にいらないのか、というと、必ずしもそうではないらしい。ナレッジの共有を促進するためには、それをコーディネートする役割が必要になる。ナレッジは、常に変化するものだから、一度データベースをつくったらそれで終わり、というものではない。ナレッジとは何か、何を共有すればいいのか、そういう根本的なことを、いつも考えなくては、役に立つナレッジマネージメントにならない。それは大変なことだ。一度うまくいっても、ずっとうまくいくわけではない。この本には、この難しいナレッジマネージメントに取り組んだ具体例が載っている。それぞれ、その組織にあったやり方でやらなければならないことがわかる。こうすれば、ナレッジマネージメントがうまくいく、というマニュアルなどないのだ。

■  ナレッジ・マネジメントを知るベストの入門書
ナレッジマネジメントは、学問的にも新しいですが、何より日本の野中先生がその道の「グル(権威)」として世界で知られています。彼の記念碑的論文を始め、おなじみP.ドラッカー教授の来るべき「ナレッジ主導社会」に向けたメッセージは、これからのビジネスマンやビジネスを勉強する学生に最適です。ハーバード・ビジネス・レヴューに掲載された論文をまとめたものなので、各章は短くて読み易く、ナレッジマネジメントだけでなく、「学習する組織」に関する論文も紹介されています。これ一冊で、ナレッジマネジメントと学習する組織にかかわる、世界の最前線で活躍する思想家達の考えを理解できます。

 
 
 
 
  
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