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| | | 光琳デザイン |
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光琳の偉大さと斬新さ |
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| 尾形光琳の残した芸術の素晴らしさはあらゆるところで論じられ、評価が定まっています。そんな偉大な光琳による工芸意匠のジャンルで先駆的な功績を残した業績を図版でたどることができる書籍です。
江戸時代も高い評価を受けた光琳ですが、明治以降、外国の美術愛好家は光琳のデザイン性に早くから着目し、いわば逆輸入の形で評価が高まっていきました。それは戦後の芸術界でも同様で、新しいデザイン制作現場で光琳の斬新性と時代を超えた意匠の奇抜さに関心が集まり、より高い評価へとつながったように感じています。
本書では、そんな光琳の素晴らしさを多くの写真図版と解説で解き明かそうとしました。
図版も多く、「紅白梅図屏風の科学調査」での「金箔」に関する指摘と検証は美術史において、重大な発見だと思いました。また、光琳の研究で博士号を取得された玉蟲敏子武蔵野美術大学教授の「光琳の絵の位相―燕子花のモティーフをめぐって」は斬新な視点から、光琳芸術の真髄を比較して検証した論考だと思います。少し難解ですが、琳派研究者の視点の鋭さを学びました。
個人的には、乾山も好きですし、浪費家で放蕩の兄・光琳に対して、堅実な弟・乾山というイメージがありますので、そこでの兄弟の芸術に対する肌合いの違いは性格の違いから派生したものだと感じています。前半の多くの図版を眺めながらそんなことを考えていました。光琳研究に必要な書籍であることは間違いありません。 |
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