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ことばと文化 (岩波新書) 
言語を生みだす本能〈上〉 (NHKブックス) 
思考と行動における言語 
「ハンバーガーを待つ3分間」の値段―企画を見つける着眼術 (幻冬舎文庫) 
言語を生みだす本能〈下〉 (NHKブックス) 

  
 
 もし「右」や「左」がなかったら―言語人類学への招待 (ドルフィン・ブックス)
もし「右」や「左」がなかったら―言語人類学への招待 (ドルフィン・ブックス)
 
¥ 1,575
発売日:1998-05
大修館書店
オススメ度:
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■  「見たまんまの世界」って?
 あなたが今見つめているものは、おそらく、パソコンのディスプレイ。

 「そんなの当たり前。誰にだって同じように見えているでしょう。」

 そんなあなたに「そうでもなさそうですよ。」と語りかけてくるのが本書であろうと私は思います。

 「右」や「左」とは、私たちが捉えた視覚情報(映像)を誰かに伝えたり、何かに書き記したりするためだけにある、ただの「道具」なのでしょうか?本書での答えは「No.」。「左右」というような表現は、私たちの視覚情報の受け取り方、そしてその記憶の内容を、ある程度規定しているのではないか、と解釈しうる実験の結果が、本書には登場しています。つまり、「左右」という言語表現があるから、私たちは「左右」という基準で物事を捉えているのではないか、という仮説が打ち立てられているのです。

 本書では、他にも「言葉が私たちの思考を規定している」という考えを裏付けるような実験が多数載せられています。ページ数、字数は比較的少なく、実験の説明には図も用いられており、<言語人類学>の門外漢にも、とっつきやすい作りになっています。


■  グウグ・イミディール族の空間認識に魂消る
言葉が現実を切る道具である、という考え方に接したのは養老孟司の著作だった。「こたばが空間を切る」という章タイトルに「できるな」という予感がわく。少数民族への実験と考察を書いている。グウグ・イミディール族の絶対的指示枠による言語表現に驚く。カルチャーショックといってもいい。もし椎名誠のようなちょっとずれた非日常SFを得意とする作家が、絶対的指示枠日本語で小説をごしごしごんごん書いたら相当おもしろくなるのだろうなあ、とわくわくする。またテレビタレント化している風水師が絶対的指示枠で話し始めたらファンになってあげてもいいなあ、と思う。専門的な単語や表現もあるので気軽に読めるとは言い切れないが、「ことば」に興味がある人や職業にしている人は一読の価値あり。

 
 
 
 
  
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