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| | | 中国百物語 |
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怖いけれど何処か懐かしい、中国傑作怪異噺集。 |
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| 中国文学を愛する編者が腕に選りを掛けて編纂された中国昔話集の第3弾は、妖鬼が跳梁跋扈する怪談話を100篇集めたヴォリュームたっぷりな傑作集です。ちなみに編訳者の話梅子氏は広島県生れで「話梅」という梅を乾かして砂糖をまぶした中国のお茶請けにちなんでつけられたお名前だそうです。本書収録の100篇は何処から読んでも面白く、同じ東洋のお話ですから我々日本人にも容易に理解出来て楽しめます。冒頭扉の一文が強く印象に残りましたので、紹介しますと「昏夜(暗い夜)に鬼を語ることなかれ。鬼を語れば怪至る。」と、肝の太い人でさえ真っ青になって震え上がります。中国では幽霊や妖怪の事を、鬼と呼んでいまして本書では妖鬼と表現されています。妖鬼にはさまざまなタイプがあって、男と情を通じて子供を腹に宿す者、死んでいるのに気づかずに試験を受ける者、死後も賭事が気になり賭場へ急ぐ者、美しい手を持つがそれ以外は醜い化け物、首を取り外して化粧する者、恨みを残して死んで後別の家の子供として生まれ変わって仇を討つ者、怪しげな泥人形に見誤らせて妻を殺させる者、等々ヴァラエティー豊かです。悪行を為した者には相応の天罰が下されますが、往々にして全く潔癖で無実であっても無慈悲な運命に陥り死に至る場合もありますので安心できません。ひとつひとつの物語はとても短くて読み易い物ばかりですので、この中国四千年の文化に裏打ちされた人情味たっぷりな怪談物語を理屈抜きで存分に楽しんで頂きたいと思います。 |
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