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| | | アーサー王伝説 (「知の再発見」双書) |
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アーサー王の歴史地理的理解に適当 |
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| アーサー王物語の古典版(キャクストン)が日本でも全文刊行され、いよいよ本格的にアーサー王のことどもが楽しめる様になりましたが、いかんせん、この物語は伝説的な部分が多く、それも輻輳していて、まともに歴史だ、と思うと、大まちがいしそうです。そこで、この本ような歴史地理学的な解説本が必要とされる、というわけです。
フランスで刊行されたアーサー王の解説としては、大変にまともな考古学的・歴史的な解説になっているし、伝説にもヨーロッパ大陸との関係で記述がなされて、当時のブリテン島が置かれていた位置も分り、いささか参考になります。 |
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アーサー王伝説の政治的背景 |
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| アーサー王伝説の様々な要素を分かりやすく、コンパクトにまとめています。図版が盛りだくさんなのが魅力ですが、このシリーズ、大きさがちょっと小さいので、もったいないです(その分、星ひとつ減)。フランスで出た本なので、アーサー王伝説が政治的にどのように利用されたかが、客観的に書かれていて、とても興味深いです。 |
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概観に最適 |
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| 文学に縁が無くても何となく聞いたことはある「アーサー王伝説」。とは、 一体どんなものなのか、すっきりと、しかも詳しくわかる本です。 まず、ブリテン島の歴史(神話的側面も含めて)を概観し、そのあと、アーサ ー王伝説を、政治的なプロパガンダという観点からみます。つまり、「カール大帝の子孫」を主張するフランス王家に対抗するために、イギリスのプランタ ジネット家は、アーサー王伝説を主張した、というわけです。そのため、アー サー王史の「物語化」がすすみ、膨大な物語群が生まれていったことがわかり ます。つづいて、アーサー王の生涯について、彼は死んだのかという問題も含 めて述べられ、更にアーサー王物語の要素、その後の各地での発展などがまと められ、巻末では作品抜粋が読めます。 非常に膨大な「アーサー王伝説」というものを体系的にわかりやすくまとめて あり、とりわけ政治的な目的で利用されたという主張にはなるほどと思わされ ます。中世仏文学研究者としての豊富な知識をもとに書かれた、おすすめの 概説書です。 |
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