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着物の悦び―きもの七転び八起き (新潮文庫) 
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きもの365日 (集英社文庫) 
きもの熱 

 
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 初めて買うきもの (知恵の森文庫)
初めて買うきもの (知恵の森文庫)
 
¥ 980
発売日:2003-12
光文社
オススメ度:
通常3〜5週間以内に発送
 


 


■  着物を買いたくなりました。
これから着物を買う人にとっては、ぜひ手元に置いておきたい一冊だと思います。着物は高いものという印象がありましたが、この本を読んで、高い着物も安く見えてしまうことがあったり、物によっては高く見えることもあるということ。また着物の選び方から買い方、柄や素材まで細かく説明されているので、着物に対してとても身近に感じられると思います。写真も多く掲載されているので、見て楽しむこともできます。そして好江さんの人柄が感じられる文章で、すらすらと読むことができ飽きません。大変よかったです。

■  きっちり着る人へ
やはり、梨園の奥様らしく、すべてについて正統派の着こなしと購入術でした。
一番初めに、仕立てる着物は「色無地」になどと書かれていますが、実際は、ウールやポリの着物から始める人が多いのではないでしょうか。
しかし、正統派の着こなしを知ることで、自己流の着こなし方にも幅ができると思います。また、掲載されている写真(少し古いですが)も目の保養になりました。
タイトルどおり、初めて着物を買う方は、よほどのお嬢さんでない限り、参考にしないほうがいいと思います。

■  着物への気構えを知る1冊
生まれたときから「着物」を着る人が回りにいる
中で育ち、自身も着物を着続けている著者が、
長い年月をかけて習得したノウハウを、惜しみなく
伝授してくれる1冊。
50歳目前ではじめて着物を手に途方にくれる
私には、付け焼刃ではない造詣の深さにはただただ
まぶしく、素晴らしく…敬服。
品良く、さりげなく、美しく着物を着たい人は
学ぶところが多い本と思います。

■  「きもの自慢」の本でなく、初心者が怖がらずに着物を買えるようになれる本。
著者は歌舞伎の女形の家に生まれ、歌舞伎役者の女房になったひと。
今の日本では稀有な「きものは日常」の暮らしをした人。
人前に出ることを繰り返す中で培われた江戸好みの和服選びを教えてくれる。

溢れるほど着物を持っているだろうに、初心者に勧める1点目は「色無地」と手堅い。

長年着られて、着る機会が多くて、値段のわりに良いものを買えるから、という。
帯や着物の色、柄についても、良い例・悪い例ともに写真で出してくれているのがありがたい。

着物、帯、小物の値段の基準を明確に出しているのも特出。
例えば色無地なら15万円くらい、袋帯なら40万円くらい、全て揃えて70万円くらい。

金額の中には道明の帯締めや絹地の腰紐も含まれており、「最低価格」でなく「これならどこに出ても大丈夫」な着物の目安であることが嬉しい。
この本は10年に出版されたものなので、今なら全部揃えて80万円くらいか。
(本の中で道明の帯締17000円、今は20000円くらいなので。)

色無地+袋帯は、第一礼装としても使える組み合わせ、お稽古などさほど格を必要としない場で着るなら、小紋+塩瀬の白帯が良いとのこと。
私はこちらに惹かれる。
小紋は鮫小紋では無地と区別がつかないのでもう少し柄の主張したものを、地味に見え勝ちなので色の明るいものを、と丁寧なアドバイスが光る。

初心者には壁の高い色無地のオーダーの仕方、色無地ならオーダーしても2割ほどの割増ですむこと、遊び紋や比翼仕立ての仕立て代の目安などもあり。
本書の中で名前のあがった小物屋さん数軒を見に行ったら、「普通の値段」の品を多く扱っていた。
そういう店を選んで紹介してくれていることにも好感がもてる。


■  着物のバイブル的書
巷には着物に関するあまたの著作本があるが、着物を愛する方、美しく着物を着こなしたい方には本書は間違いなくバイブル的書物になりうるだろう。

 筆者の波野好江さんは来年18代目勘三郎を襲名する中村勘九郎夫人で父は人間国宝の中村芝翫。着物とは切り離せない環境の中で、波野さんは経験的に本当の意味で着物のよさを実感し、また着物を着る機会のTPOを考慮しながらもさりげなく奥ゆかしく自分のセンスを生かされていることが感じられる。

 また、着物はどのように着こなせば一番美しくみえるのかを平面的ではなく、髪型、立ち姿、小物等々をも考慮に入れつつ立体的に、そして非常にトータル的な視点で考えておられる。さすがは役者の妻である。
 古い言葉に聞こえるかもしれないが、波野さんに一人の日本の賢夫人を見る思いがした。
 

 


 
 
 
 
  
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