「ジェンダー」という言葉を聞くとき、人は何を考えるだろうか? おそらく多くの人は、「あー、あの何かの団体が「女性差別をやめろ!」って主張するやつね。。」と考えるのではないだろうか。 特に男性にとってはジェンダー=女性学というイメージが強く、敬遠しがちだ。そして僕もその一人であった。本書はそういった「ジェンダー」に対する我々のイメージを払拭する。 「ジェンダー」とは我々自身が社会の中で知らず知らずの間に身につける「とらわれ」である。それはつまり僕自身が、あなた自身が、個々人がある対象に対して抱く思い込みのことである。 あなたは男性に対してどのようなイメージを持っていますか? そのイメージはどのくらいあなたの身近な人に当てはまりますか? あなたは女性に対してどのようなイメージを持っていますか? そのイメージはどのくらいあなたの身近な人に当てはまりますか? それらのイメージはあなたが異性的なものに興味を持つことに抵抗を持たせていないだろうか? 前半は、このような問いから自分自身が抱いている「とらわれ」のひもをといていくことから始まる。 後半はやや専門的になるが、「ジェンダー」について理解することで具体的な事例についての関心も高まると思う。 本書から、「ジェンダー論」とは「とらわれ」から自分を解放しよりよい自分を生きるための学びである、と感じ取った。 |