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 オタクはすでに死んでいる (新潮新書)
オタクはすでに死んでいる (新潮新書)
 
¥ 714
発売日:2008-04-15
新潮社
オススメ度:
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■  オタ学、極めてください…
私見をアっ!と言える素晴らしい人だと思います。

ただ、悲しいかな。その学問一種を極めたと思われてる。
話題の対象としているならば、現代だってその一種。
着眼し、新たな発見を見つける楽しさを覚えこそ、極めし者と私は感じてます。
即ち、オタキングというより、「単なる1評論家」に過ぎない
…と、感じてしまいます。これすらも、私見ですがね。

■  おたく/オタク/ヲタクよ、彼に期待する事なかれ
オタクがどう死んでいるか、という話かと思えば、単に自分(岡田氏)の周りで見た駄目オタクについて、それがまるでオタク一般に適用されるかのようなに話すお話です。
もう自分の感覚だけで他人を(若者を?)こき下ろす芸には、読み手も書き手も終焉を告げたほうがいい。
後、“オタク”の“キング”なのに「萌えがわからない」では済まされないのではないか? とかなんとか。ただのオタならそれでもいいけれど、キング=王の道を歩くつもりなら、叩かれるのは当然至極の話だ。それと、萌えオタだって他のオタに萌えを強要とかしませんよ。“オタキング”だから叩かれる。その辺が被害妄想的で、ついでに誰と戦っているのか感も演出していて、好きでオタキングの著作を読んだ事がある身にはちょっと悲しい。

■  おたくの歴史本でありオタクの批判本
 「いつまでもデブと思うなよ」を読んで、筆者のファンになり、私自身オタクという自覚がありながらも、オタクに対して懸念がありましたので、オタクの批判本だと思い読み始めました。
 筆者もオタクなので、オタクの批判本とまではいきませんが、今のオタクと、昔のおたく(つまり筆者)は違うんだ的な内容の後、あとは好き勝手に個人で楽しんでくれ風な結末でした。つまり、オタキングの引退宣言本です。
 SFは死んだという章の、SFはもともとマイナー(おたく)な趣味だったけど、もうすっかりメジャー(一般)な趣味になったというところを読んで、今のオタク(萌え〜っていう人)っていうのは、筆者にとってはマイナー(おたく)ではなく、メジャー(一般)だと言いたいのかなと感じました。


 本書でオタクとは、子供趣味を大人になっても続けている人のこと。

 私は一旦子供趣味を卒業したものの、ニコ動や電車男などのブームによって再燃したオタクです。中学生の時にアニメを毛嫌いしたものの、最近になって再び見始めた人は、少なからず居るはずです。そういう一種のマイブームのノリでオタクをしている自分にとっては、「オタクってかっこいいと思ったけど、もう死んでいるのか〜、じゃあやめよう。」となると思います。ですが、中学生の時にもアニメを見続けてきた純粋なオタクにとっては、自分を否定されたような感覚になると思います。私は、筆者の意見には賛成の立場ですが、オタクのレベルが下がったからと言って、オタクを見捨てるのは、オタキングとしてはいかがなものでしょうか。(すでに世代のギャップがあり弁護できないかもしれないのですが。)

■  オタク文化の総括
 タイトルにインパクトがあるが、これはどうだろう。今は新書などは、インパクトのあるタイトルを目指すものだから、必ずしも内容と一致することは今はないのかもしれないが・・・。
 趣旨もなかなか理解しづらいところがあるが、オタク文化の歴史を展望し、一定の総括をみているようだ。確かにある意味「オタク」が一般化し、またジャンルの細分化が著しい今日、「オタク」という用語や概念は再評価を迫られていると言えよう。
 明快な結論や提言があるわけではないので、読んでみて「はい、そうですか」とは言いにくいが、オタク文化の第一人者がそこまで言うのならそうなのだろうし、レビュアー自身の体感とも一致するところである。

 
 
 
 
  
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