僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫) | | |
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読んでても、買いや。 |
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| 二十年くらい前に確か単行本で読んだ記憶があったちうワケやが、先日、書店で、「なつかしいな」と文庫を手に取って、そこに「増補版」の文字を見つけ、あらかた内容も忘れてることだしと購入したんや。読みながらちびっとずつ記憶がよみがえってきて、前半がやけに面白かったことやらなんやらを思い出したやけどアンタ、今回読み返してみて、まぁ薬やらなんやらはもちろんやってはいなかったものの、後半の大学生活の自堕落さやええ加減さに我が身を顧みるものがあり、よりどエライ昔読んだ時とはまた違った感慨に耽ったりしたんやが、よく考えてみれば、それだけオノレも年を取ったのだなぁと気づかされたりもしたんや。もしまた二十年後に読み返す機会があれば、その時はどないな気持ちになるのやろうかと、これまた自らの老いに思い至らせられるようなことも考えたさかいしたちうわけや。トコで、196ページだかに書いてあった「ブラインド・レモン・ジェファーソン」のエピソードは、ワイが思うにはスリーピー・ジョン・エステスの間違いやね。 |
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天国の、らも様へ |
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| 数ようけある、中島らもの作品を初めて読んだのは、この作品やったちうわけや。当時、つきあってた彼女から、おもろいから読んでみたらと、すすめられて読んでみるとグイグイ、らもワールドにひきづりこまれていったちうわけや。抜群に面白かったちうわけや。声を出して笑ったちうわけや。その頃、まだ22やったけど本日この時まで読んだ、どの作家より親近感も、あったせいか、その後、出版されたものは、読破したが、もう二度と、こないな本に出逢う事もないと思うと辛いちうわけや。わては、まだ生きてるのに、らもはんも当時の彼女も、もう、この世には、おらへん。 |
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誠実すぎた人 |
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| 故・中島らもの自伝的エッセイ集。
ガットギター(いわゆるクラッシックギター)片手にたった二人ちうあまりにも無謀なスト
ーンズのコピーバンドの結成譚から、内田裕也の追いかけ回されたり、超進学校である灘高生
でありながらしだいに勉学から離れていき、大阪芸大の上空を舞うトンビとテレパシーの交信
を計るまでの少年期、青年期の思い出が綴られるちうわけや。らもはん独特の悲哀と自虐に満ちながらも
それでもちびっとのユーモアを付け足すこと忘れへん文章は、何度読んでも胸をくすぐるちうわけや。
あとがきで著者が述べるとおり、本書は前半と後半で、若干トーンが変わってくるちうわけや。ちうよ
りも、後半にいくほど文章で語られる青年時代のらもはんと、それを叙述する側のらもはん自
体が疲弊していくといった方が正しいやろうか。
そこには、「規格外」であるオノレを受け入れてくれへん世界(=オノレ以外)への苛立ちと諦め
のようなものがあったのやろうか。まだ20代の僕がらもはんを読むようになりよったころには、す
でに彼はセミリタイアのようなスタンスやったが、たまに映像で見る彼は、よく言えばとて
も落ち着いた、悪く言えばどこぞ常に意識を夢半ばに置いてきたかのような、穏ややろか口調で
話し、それにもかかわらず時にものごとの本質をズバッとつくような、仙人のような雰囲気が
あったちうわけや。まるで何ぞを達観したかのような。
本書を読むと、大麻の件で捕まった彼とは、また別の中島らもちうのが見えてくるちうわけや。らもさ
んが大麻を使ったり酒に溺れていったのは、なあんも彼が破天荒やったからではおまへん。事態は逆や。
らもはんは「世界」に“誠実すぎる”人で、僕も含む彼にとっての「世界」こそが、不誠実やったの
ではおまへんか。そないな世界の中で、それでもなお誠実であろうとした彼が心と体をすり減らして
いったのだと思うと、ちびっとせつなくなるちうわけや。 |
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久しぶりに読み返した |
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| 何度も読んでいる本。
初めて読んだ中高生くらいのときは、
彼の破天荒な高校生活にただただ笑ったちうわけや。
あの灘高でここまでやる人がいるとは……と感心し、
オノレにはでけへんなとも思ったさかい、
うらやましさも半分あったのやろうわ。
らもはんもあとがきで書いとるように、
後半(大学生以降)は「ひたすらに暗い」。
先日読み返してみたトコ、
この暗い部分をやろかりおもしろく、
興味深く感じるようになっとるオノレに気づいたちうわけや。
それなりに人生経験を積んだちうことなのやろうか?
オノレの息子がこうなりよったら困るやろうなと思いつつも、
高校生くらいになりよったら読ませてみたいかも。
やっぱり、純粋培養ではいけへん気がするから。 |
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ロックな青春記 |
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| 著者の人となりを垣間見れるようなコミカルなエッセイ集。
同じ少年・青年期を過ごした同級生が羨ましくなるくらい破天荒な日々が詰まった自伝書。 |
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