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われら以外の人類 猿人からネアンデルタール人まで (朝日選書 (783)) 
日本人になった祖先たち―DNAから解明するその多元的構造 (NHKブックス) 
人体 失敗の進化史 (光文社新書) 
人類の進化史―20世紀の総括 (講談社学術文庫) 
「退化」の進化学 (ブル-バックス) 

  
 
 人類進化の700万年―書き換えられる「ヒトの起源」 (講談社現代新書)
人類進化の700万年―書き換えられる「ヒトの起源」 (講談社現代新書)
 
¥ 798
発売日:2005-09
講談社
オススメ度:
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■  自分の歴史
「最古の人類化石はアウストラロピテクス」
学生時代はこう習いました。アウストラロピテクスという聞き慣れない名前も必死で憶えました。でもどうやら最近は違うようです。
近年、ヒトの起源にせまる様々な発見があり、それは10年、20年前に習ったものとは大きく変わってきています。本書でその辺を知るのも面白いし、また、牛タンはどのくらい前から食べられていたか?それはどうして分かったか?などの話も出てきます。
はっきり言って面白い本です。自分の歴史を知る意味でも、読んでおいて損はないと思います。

■  最先端の発見を分かりやすく伝えてくれる本
 人類がチンパンジーとの共通祖先から枝分かれしたごく初期に持っていた特長は,「直立二足歩行」と「犬歯の縮小」の2点。
 2002年にチャドで発見された「サヘラントロプス・チャデンシス」(700〜600万年前)は,最古の人類化石であり,犬歯の縮小などから人類の一員と判断できるが,直立二足歩行をしていたかどうかは決定的な証拠がないらしい。

 我々は,何となく,猿人→原人→旧人→新人と直線的に進化してきたように思ってしまうが,実際には進化は複線的で,複数の種類の種が併存的に存在していたらしい。
 例えば,新人(現生人類)は,概ね20〜15万年前のアフリカにいた女性(ミトコンドリア・イブ)が共通の祖先であり,以後,世界中に広がったと考えられている。約4万年前にヨーロッパに移住した現生人類がクロマニヨン人だが,ネアンデルタール人(旧人)と共存していたらしく,両者の交流を示唆する痕跡があるという。ネアンデルタール人は3万年前に絶滅したが,絶滅の理由はよく分かっていない。
 他方,インドネシア・フローレス島には,1万2000年前まで,ジャワ原人の子孫と考えられる小型人類が生き残っていたらしい(2004年に発表された)。ジャワ原人より小柄で脳も小さいが,ネアンデルタール人の石器より高度な石器を作っていた。小型人類がどこからフローレス島に渡ってきたかは不明だが,1万2000年前の火山噴火で絶滅したと考えられている。

 本書は,現時点ではどこまでが分かっていて,どこからがよく分からないかを明らかにしながら,人類進化を分かりやすく説明してくれている。強く一読をお勧めしたい。

■  我々の祖先を愛しく感じさせてくれる
人類進化の過程を丁寧にわかりやすく説明してくれる。
非常に読みやすく、慎重かつ客観的にデータを読み取っていくのは著者が新聞記者だからであろうか。

数万年前の人類と聞くと我々よりも劣っていると思いがちだが、文明の進歩は先人たちの知識の積み重ねがあるからであり、我々が優れているというのは思い上がりも甚だしい。
弱者を助けたり死者を弔ったりお洒落をしたり彼らは非常に「人間くさかった」のだ。

彼らに思いを馳せたときなんとも言えない愛しさを感じるようになった。

 
 
 
 
  
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