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ムーミンパパ海へいく (講談社文庫 や 16-7) 
ムーミンパパの思い出 (講談社文庫 や 16-6) 
ムーミン谷の夏まつり (講談社文庫 や 16-4) 
ムーミン谷の冬 (講談社文庫 や 16-5) 
ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫 や 16-3) 

 
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 ムーミン谷の十一月 (講談社文庫 や 16-8)
ムーミン谷の十一月 (講談社文庫 や 16-8)
 
¥ 520
発売日:1980-10
講談社
オススメ度:
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■  ムーミン一家が不在でも
ムーミン屋敷は開放的です。
そして、居心地が良い。
そして、そこを離れても、誰からも束縛されない。
ムーミン屋敷=自由
ムーミン一家が不在でも、ムーミン屋敷では、それぞれの生活が営まれているのです。
スクルッタおじさん、楽しそうです。本当に。

■  トーべ・ヤンソンさんの考え方
世の中には色んな人が居る。信じられない位に自分勝手な人も居る、誠実な人もいる。聖人君子も殺人者もいる。

人格に「格付け」「順序付け」「是か非」の枠を嵌めるのは社会だ。社会の存在が善悪を決めるのだ。世界にあるのは事実だけだ。
世界の全ては山形グラフで表せられるらしい。統計学というやつだ。なんかやな感じの考え方だけど、世界が何か一方に偏ってしまったらこんなに人類は永らえなかった気もするので、本当かもしれない。

それが本当なら、自分ひとりの小さい常識からは想像も出来ないような常識を他の誰かが持っていてもおかしくないし、またそれが自然だと言うことになる。ひょっとしたら同じ仕事先の人が、殺人や盗みなんて平気だと思ってたりするかもしれない。
それは社会から見れば「罰するべき」人間だけど、社会を取り去って見ればそんなことはどうだっていいただの一つの事実なのだとおもう。

本に出てくる登場人物達は、お互いを否定したりしない。
異を唱えたりしない。個性を否定せずあるがままを認めてる感じだ。
これこそが理想的な人間関係なんだろうなと思う。

でも私たちはムーミン谷でないところに住んでいる。
うっかり否定しちゃうし、それが正しいことだと思ってしまう。
それがその人の為になるはずだとか、あまつさえ思ってしまったりする。
そんなの嘘だと私は思いたい。
否定から、非難から、こきおろしから生まれる自由や幸福、創造性など無いのだと思いたい。
「社会」から見た人間像からものを考えちゃだめだ。人間は人間として見なきゃだめだ。「お年寄り」「子供」と自分の中でカテゴライズして接しちゃだめだ。相手は同じ人間だ。
殺人者は社会不適合者だから罰せられるけど、しかしその人にだって私には推し量れない喜びや悲しみ、そして幸せがあるんだと思う。

だからって私たちはムーミン谷に住んでいるわけじゃないのだ。

どうしたってがんじがらめに絡め取られる「社会」というものがあるのだ。だから苦しいのだ。
だからこそ戦わなくてはいけないのだ。


■  最終話にして最高傑作
ムーミンシリーズすべてにいえることなのだが個人主義でわがままな登場人物が非常に多い。なのになぜか不思議なことに集団生活がうまくいく。これは自分の自由を大事にしているからこそ他人の自由も大事にできるということの表れに他ならない。世界中の人間たちは彼らを目指してほしい。

 
 
 
 
  
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