| 色々な翻訳がなされてきたマザーグースだが、やっぱり、谷川俊太郎訳が凄い。敢えて韻律を捨てる思い切りの良さや、日本語のリズム感が秀逸で、彼の訳を読んだ後では他の翻訳はちょっと読めない。 しかしどうせならば、文庫ではなくハードカバーで読んで欲しい、という気持ちもある。やっぱり、版元が違うからイラストも使えなかったのかな、と思うが、とても残念。その分、☆ひとつマイナスさせてもらった。 ちなみに、もう絶版になってしまっているようだが、谷川訳のCDもいい。本人朗読による『フェル先生』などは、もう最高。彼のマザーグースが日本の児童文学に与えた影響は、とても大きいだろう。とにかく、翻訳モノにはまれにみるほどの完成度で、オリジナルと言っていいほどに素晴らしい。子供にはぜひとも読ませたい。 |