好き嫌いを司る脳の近くには、記憶の脳と言葉の脳があるらしい。 したがって、好きものこそ上手なれ、には科学的根拠がある。 しかし、嫌いなものはどうするのか? これは、蛇嫌いのある心理学者のエピソードがおもしろい。彼は、過去に蛇にかまれたという体験があるわけでもないのに蛇が嫌いだった。そこで、「なぜ」嫌いなのかを追求していくうちに、次第に嫌いという気持は薄らいでいったという。このように「好奇心」こそ「好き」なものの多い人生を生きるために必要なのだと考えさせられる。 また、シンナーと脳内麻薬を化学式で比較したり、「やる気」のフィードバックをコタツの配線とからめて説明したりと、難しいテーマの研究に触れているにも関らず、興味を引かせるのは、この本が二人によって書かれているためだろう。 単に抽象論や体験論に終らない、科学的な「やる気」の究明に非常に納得しました。「やる気」には「目的意識」が不可欠という結論が同じで、真実に近いことがわかり、早速その実践に生かすことを考えてみたいと思います。 |