| とりあえず全体を掴むということで言えば、一般の方が読む分には善いかも知れませんが、学生などは、なるたけ控えた方がよいと思われます。 まず、ビギナーズクラシック全てにいえることですが、初心者向けに作られていると言うことで、現代語訳の仕方が、細かい部分で大雑把です。分かりやすく理解してもらう為には意訳も当然ではありますが、そういうところにこそ目を向ける学部生は、意訳ではいけないと思います。現代語訳を求める場合は、与謝野晶子氏などの語訳に、是非挑戦してみたらよいと思われます。 ここまでくると本格的になってしまいますが、本腰を入れずに普通に楽しむということであれば、絶好のガイドブックになってくれると思います。 学部生にはよろしくないとしたのは、最初からこれの現代語訳を頭に入れてしまうと、後々の研究や自分で現代語訳を作成する場合に、誤解をしてしまう危険があるからです。特に前者の場合には、足かせといっても過言では有りません。過去の研究にもとづいているかどうかは分かりませんが、それでも不充分な部分は幾つもあり、その穴を埋めるように勝手な意訳をはさむと、しらずに誤解が広まっているなんてことも、充分にありえるからです。 |