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| | | 賃労働と資本 (岩波文庫) |
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いま、あえて若い世代に読むことを勧めたい。 |
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| 「賃労働と資本」はマルクス経済学あるいはマルクス哲学(唯物史観)を学ぶ上で、もっとも初歩的でありかつ、もっとも根幹的な本だと思う。いわゆる剰余価値なるものがいかなる方法、過程において生成されるものであるのか?資本主義経済の本質は何か?いま、あえて若い世代に読むことを勧めたい。 |
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今も何も変わっていない |
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| 本書で描かれる当時の構図と今のと基本は何も変わっていない。ただ,資本主義体制は転覆しかなかったんでなく,維持可能ないちいちの対策が発明され実行されて,続いているけど。 特にフリーターやアントレプレナーに読んで欲しい。自分がしてること,したいこと何をすることなのか,考える礎になる。私は自営業者へと転向してしまったが。 『世界をゆるがした10日間』とあわせて読むと,当時の思いを感じながら熱く読める。共産党は出てこない,他のどれより優れたマルクス入門書,資本主義批評。 とにかく薄くてわかりやすい。 |
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客観的には間違っているが、主観的にはやはり「正しい」 |
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| 商品の価値がその生産に費やされた「労働力」により決まるというのが労働価値説である。これはアダム・スミス以来の古典派経済学の認識であり別にマルクス独自のものではない。現代の経済学では商品の価値は「市場」が決めるとされる。商品が千円の賃労働で生産されても、市場が五百円と評価すればこれが商品の価値になる。商品の価値は市場での需要と供給の自由競争によって決まるのである。供給側の立場しか知らず、価値の蓄積である資本までが「労働力」のみから成立するとするマルクスの認識は誤っている。反面、千円の賃労働による商品は、やはり市場でも千円の価値を持つと評価されたいというのが供給側の人情ではないか。マルクスの思想の本質は、無慈悲な市場原理に対して供給する労働者の立場を擁護した点にあると思う。客観的な学説としては誤っているかもしれないが、やはり市場経済の問題を指摘したマルクスの主観的な着眼点は、やはりある意味「正しい」のではないか。 |
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