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平家物語〈2〉 (岩波文庫) 
平家物語〈4〉 (岩波文庫) 
平家物語〈3〉 (岩波文庫) 
枕草子 (岩波文庫) 
平家物語 (岩波新書) 

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 平家物語〈1〉 (岩波文庫)
平家物語〈1〉 (岩波文庫)
 
¥ 903
発売日:1999-07
岩波書店
オススメ度:
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■  平家物語はおもしろい
平家物語は登場人物が明るくて、ほがらかで、笑える話がたくさん書いている本でした。
高松あたりの陸にいる源氏の那須与一が、海に浮かぶ小舟に乗った美女が扇子を広げて、ほれ、射抜いてみろと挑発したときに、それを見事射抜いたときに、船にのって浮かんでいる平家たちは、船の脇腹をどんどんと叩いて、すごいぞーと拍手喝采をしたという話を誰でも知ってると思いますが、あんな調子です。
 平家の主要戦力が倶利伽羅峠の戦いで失われて、平家の負けが運命づけられたのですが、あのときも、実際は高いところから次々と落ちて、落ちたところは屍の山、血の海で、すごく悲惨な光景のはずなのですが、それほど悲惨さは感じずにただ、平家の戦力がほとんど失われてしまったなあという感じです。悲惨なものが悲惨なものとして描かれていない明るい物語です。
 明治になって初めて個人というものが登場したなどと言って夏目漱石を褒めそやすのが文学史の常ですが、平家物語を読んで、そのころもちゃんと自我というのがあるじゃないか、文学史の嘘つきという気になりました。平家物語は現代の人たちが読んでも普通に古さを感じることがなく楽しめる本です。僕は平家物語こそが日本で一番の小説なんではないのかと思っています。

■  私たちの原風景として
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