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 モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
 
¥ 1,785
発売日:1976-09
岩波書店
オススメ度:
通常24時間以内に発送
 


 


■  ネバーエンディングストーリーよりもお勧め
ネバーエンディングストーリーを読んで、同じ著者のこの本を読んでみた。
実際に、こちらの方が、現代の人たちには共感できるないようだと思う。

日本語訳の部分で、ちょっと「あれ」と思うところがあったが、ほとんど気にならない。
それよりも、内容に感銘した。

時間を大事にする意味、大事にするがゆえに追いかけられている現代人は必読だろう。

■  豊かな生き方とは
 本書は、人びとから「人間らしい時間」を盗んでいく時間どろぼうから時間を取り返してくれた女の子、「モモ」の話である。対象年齢は小学5, 6年以上。児童書ではあるが、大人が読んでも読み応えがある。いや、むしろ大人こそが読むべきかもしれない。私は10数年ぶりに本書を読み直したが、今読んでも考えさせられる内容だった。
 モモは現在でいうところの「浮浪児」。なぜ、時間どろぼうはモモから時間を盗むことができなかったのか、また、なぜモモは時間どろぼうから人びとの時間を取り返すことができたのか。「浮浪児」であるからこそ、モモは、豊かな人間らしい時間を持っていたからではないだろうか。自分の心の豊かさを犠牲にしてまで、時間に追われるような日々を送る人びとは少なくない。もちろん、これは私たち自身の生き方についてもいえる。しかし、果たしてこのような生き方は本当に豊かな生き方なのだろうか。
 本当の豊かな生き方とは、一見ムダに見えるような、効率性を度外視した人間らしい時間をいかに持つことができるかにかかっている――このことを「忙しい」私たちに改めて気づかせてくれる、そんな名作である。

■  壮大なスケール
始まりから一気に惹き付けられます。
子供向きに分かり易く書かれてある文章ですが、とっても魅力的です。
哲学的で難しくなってしまいそうなテーマを
物語としてファンタジーに織り交ぜ最後まで飽きさせることがありません。
内容は非常に奥深く、子供が読んで意味を理解するのは難しいのではないかと感じました。
大切にずっと側に置いておきたい本になることは間違いないと思います。

■  のんびりする時間も大切
効率主義で、無駄な時間をもったいないと思いがちな現代人。
のんびりしてると罪悪感すら抱いてしまう。
でものんびりして他愛もない時間が大事。
そういうことを言いたかったんじゃないかと思う。
時間泥棒に時間を盗まれているわけでもないのに、忙しい、時間がない、と嘆いている現代人。
これは子供だけじゃなく大人も読んだらいいと思う。
児童書にしておくのはもったいない。
昔、映画化されたのを見てあらすじは知ってたけど、本も面白かった。

 
 
 
 
  
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