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| | | ジェンダー/セクシュアリティ (思考のフロンティア) |
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大胆だけど、繊細なセクシャリティー論 |
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| まず、端的に言うとこの本は名著だと思う。先の評者は、この著作がセクシャリティーに関する入門書として不適だと述べるが、むしろ逆で、巷に溢れたセクシャリティー関連本が本質的な主題をいかに扱っていないかが、この著作から理解できるのではないか?
私に理解できた限りで、この著作の最も重要な主張はセクシャリティーの問題が生の「根源的な受動性」にかかわっているということだと思う。最初に、田崎はマゾの問題を論じ、「人間による選択ではなく、装置による選び」が重要であると論じる。そして、この受動性に関わる限りで「自我」とは異なる「自己=内在的生」を問題化する。第二部では、この内在的生の主題を明確化するために、セクシャリティーと生殖は関係ないのではないか?という論点が生物学的議論を参照しつつ語られる。「性は個体の存続という切実な要求に応えるものとして始まった」のかもしれない、世界を享受するということと性が関係しているというのだ。最後に田崎は「それにしても、何故私達は、かくも誘惑されることに敏感になり、恐れているのか」と問題提起し、それは資本の運動と関係するのではないか、と示唆して終わる。
ゆっくりじっくり読むのではなく、著者の思考の展開に追いつきつつ、速く読みたい書物だ。 |
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奇書?貴書?希書? |
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| ジェンダー/セクシュアリティーと題打った一種の奇書。 ジェンダーとセクシュアリティーの入門書だと思って買うと 相当痛い目にあうこと間違いなし。 小さな本だが、決してガイドブックではない。 優秀なガイドはいるが、ガイド自身は右往左往しているのだ。精神分析、アガンベン、ドゥルーズ 微生物のセックス、アーレントの公共圏をめぐる問題 マッキノン、マルクス、バトラー、フーコー、現象学などなど。 話が右往左往するが、その徹底的な思考の力には感服。 本文自体は100ページ程度だが じっくり、しっかり、ゆっくり、ゆったり、味わって欲しい。 |
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