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| | | 砂漠でみつけた一冊の絵本 |
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再生への道標 |
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| これまで医療や科学技術の現場取材を通じて日本の現在が抱える問題に警鐘を鳴らし続けてきた柳田邦男氏が新たな一歩を踏み出した作品です。今から数年前、冬の京都を訪ねた時に街中の書店で購入し、帰りの新幹線の中で読み進む中に涙が自然にこみ上げてきました。柳田邦男氏が『絵本』という素材を通じて出会った物語からは『再生』の二文字がはっきりと聞こえてくるようでした。その主人公や舞台が時には普通学級に通うハンディを持った児童であり、時には終末期医療の小児患者であったりと様々です。けれど1つだけ同じことがあるとすれば、その登場人物とその前にいるのは同じ『今、現実に生きている人間である』ということだけです。今生きている自らの人生がかけがえのないモノであるように、目の前にいるこの人達にとっても『今、生きているこの時間はかけがえのない瞬間』である。そのことをこの人達は教えてくれた、と作品に登場する方々は語りかけてきます。読者の想像力に依拠する絵本や文芸書はビジネス書やノウハウ本に比べてマイナーな存在と受け取られがちですが、人生の糧として考えた時に結局最後まで残るのはこうした『言葉』のある書物だと思います。絵本はイメージを創り言葉を生み出す、こうした小さな物語がそこかしこにある限りはまだ日本には希望が残されていると信じたい気持ちになりました。 |
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優しい逃げ場のようなもの |
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| 私はアメリカに数年住んでいたことがありますが、そのときにアメリカの絵本文化の奥深さに感心しました。絵本は対象がそれほど年齢的に高くないので、英語が平易で理解し易いというのも親しみ深い理由になったと思います。普段難しい論文なんかを英語で読んでいて眉間に皺を寄せているのですが、ふと気分を緩めたい、優しさに触れたいと思うときに本屋さんや図書館にふらっと行って、絵本を手に取るのです。あ、時々は買いますよ。
そういうわけで、私は大人になった時点で絵本を読む楽しさは知っていたわけですが、日本にも豊かな絵本文化があり、大人が絵本を読むべきだと主張している人がいるとは知りませんでした。この本は、表紙のノルシュテインの絵に惹かれて手に取ったものの、絵本にまつわるさまざまな人たちの豊かなエピソードに思わず涙ぐむこともありました。さまざまな絵本のとても良い導入になっていると思います。そして、自分の持っている絵本を紹介されているときは、気恥ずかしくも、嬉しくもありました。この本をきっかけにして、多くの人たちに絵本の持つ魅力を知って欲しいと思います。 |
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表紙のみならず、記事にもノルシュテイン |
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| また新しいノルシュテイン本がでたのかと、思わず書店で手にとった。 おなじみ、はりねずみの絵。それならきっと、記事もあるのだろうと しっかり探してみると、やはり、ちゃんと、きりのなかのハリネズミ の記事がある。なかなか読まされる内容。ノルシュテインの本しか知らないが、そうなると、紹介されている他の本も きっと素晴らしいに違いない。おかげて楽しい世界が広がった 有り難い本が一冊増えたことを喜ぼう。 |
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