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| | | 子どもたちのアフリカ―“忘れられた大陸”に希望の架け橋を |
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今を生きる私たちにできることはなにか? |
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| アフリカの国々で子供のおかれた状況に焦点を当てながら、社会的そして経済的困窮が濃縮された現在のアフリカの姿を描いている。エイズ、性的虐待、奴隷制を始めとして、貧困、治安悪化という出口の見えない現実の中、若年兵士として戦場に命を落とす子供の姿を文中で追うのは気分が沈む。
カカオ豆の摘み取りに奴隷労働させられている子供の汗と血と涙を想像すると、日頃口にする甘いチョコレートの味も重く感じられる。 |
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無関心による大量虐殺 |
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| 著者は「まえがき」で記す。世界は、こうしたアフリカの惨状をほぼ傍観してきたといってよいだろう。「米国のワシントン・ポスト紙のことばを借りれば、『無関心による大量虐殺』という非難があたっている。」10名もの方がレビューを書いておられるので、私は本文を紹介する。
P.39 アフリカでは、中高等学校の教師による女子生徒への性的虐待はあまりに日常的で、話題になることさえほとんどない。
P.68 女性性器切除(FGM)の対象は七〜一四歳。大人の女性が背後から少女を羽交い締めにしたり、胸の上に馬乗りになって動けないようにし、他の二人がそれぞれ片足を押さえて思い切り両足を開かせる。クリトリスと小陰唇を切り取り、大陰唇の内側の皮膚をそぎ落として、左右を三〜四本のトゲで串刺しにして癒着させる。
P.107 土地を持たない小作農民や移住者や季節労働者の場合、一家の働き手が病気で倒れたり、不時の出費が重なったり、収入の道が途絶えたりしたときには、唯一の「資産」である子どもを担保に借金するか、子どもを売るしかない。
P.131 麻薬中毒になった少年兵は、指揮官の命令のままに人を殺害し、略奪をくりかえすたびに「昇進」して他の少年兵の指揮官となる。村人を焼き殺す、他の少年の手足を切断する、少女をレイプして銃殺する、度胸試しと称して両親を殺す……。こうした残虐行為がゲーム感覚でくりかえされた。別の少年兵の告白によると「死刑執行を命じられ、罪人のノドをかき切り、心臓、肝臓、腎臓を食べ、血を飲むように強制されたが、麻薬の力で何でもできた」という。
出版からちょうど3年が経過しようとしている。本書で取り上げられた数多くの悲惨なデータが、この間に激減していることを信じたい。
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チョコレート |
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| アフリカの子どもたちに未来はあるのか?
チョコレートの中に、アフリカの子どもたちの苦しみと悲しみがあることを知り、とてもつらい気持ちになりました。そして、何の罪悪感もなく、チョコレートを食べていた自分や家族のことを考えると何とも言えない気持ちになります。
同じ時代に生きる一人の人間として、今自分に何ができるかを考えて行動に移していきたいと思います。 |
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