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 「学び」から逃走する子どもたち (岩波ブックレット)
「学び」から逃走する子どもたち (岩波ブックレット)
 
¥ 504
発売日:2000-12
岩波書店
オススメ度:
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■  大学の授業ですすめられたが・・・
この本を大学の理科教育法ですすめられ読んで、全国の子どもたちがタイトルのように学びから逃走しているのだと思っていました。そしてそのような子どもたちをどのように学びに向き合わせるかを考えてきました。いま教育現場に立つことができました。今いる田舎の高校ではまじめで必死に勉強しています。なので私自身、少しこの本を信じすぎてしまったことに反省しています。教育は地域によってもちがいます。本の世界よりも実際に学校現場にいってみて感じることが大事だと思いました。

■  「勉強」から「学び」への転換
「教育」は誰にとっても無関係でないだけに社会において関心が高く、また現在教育改革が進められていることもあり、これからの教育について広く議論がなされている。そんな中、本書は教育危機の実態として子どもたちの「学び」からの逃走を取り上げ、社会に波紋を広げた。

著者は「学び」からの逃走という実態を、「東アジア型教育の破綻」と社会に広がる「ニヒリズム・シニシズム」といった視点から考察してゆく。また、「勉強」と「学び」の違いを丁寧に規定し、これから求められる「学び」について主張している。問題提起をするだけでなく、現在の危機的状況を乗り越えていくための方途についても言及しており、私たち一人ひとりがこの提言をどう捉えていくかが重要であると思う。

本書は21世紀における教育のあり方を展望していくうえで、非常に示唆的な一書である。


■  子どもたちの真実
教育改革の必要性が、教育関係者のみならず政治家や市井の人たちの間から声高に叫ばれている。しかし、現状に対する正確な認識が欠如しているのではないか?そう疑いたくなるようなものが多い。そこで、本書は様々な調査やデータの国際比較をもとに、現在の日本の子の現状を描き出して見せている。一読した後、多くの読者が子どもたちの現状に驚かれることだろう。教育を、子どもたちのことを真剣に憂えている人にぜひ本書を読んで欲しい。

 
 
 
 
  
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