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 「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用
「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用
 
¥ 3,360
発売日:2000-05
岩波書店
オススメ度:
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■  学問における勇気とは?
 ソーカル事件については批判もあるが、彼らが行動しなかったならば、あの裸の王様たちはいまだに大通りを得意げに練り歩いていたかもしれない(しかもさらに増殖していたかもしれない)。「お前たちは裸の王様だ!」と言う勇気を持つことを、私たちは常に忘れないでいたい。

■  パロディから生まれた真実
用語をその都度説明し、どこがおかしいか書いてあるため、その文章の大げささや、無内容・間違いがわかるようになっていた。
分野が広く、すべてを説明しきれないのは書いてあったが、おもったより多くの知識量に驚く。
エピローグは、読み応えがあり、裸の王様になった原因、「日本にも分かりやすく」という注意があるように、欧米の話で、身近には感じられない政治の話があった。
ソーカル論文はお見事な文章である。これほど中身のない文章で、難解で、笑えるのは、エピローグまで読んだからだろう。

■  分からないですねえ…
僕は数険の準一級を取って今は一級の勉強をしていますが、別にポストモダンの用語に違和感は感じませんよ。むしろ、そのような読み替えをするのかと、新鮮な刺激を受けます。
どちらかといえば、ソーカルの物言いのほうが…というより、原典からの引用の仕方が、批判している当のポストモダン以上にポストモダン的で、ポストモダンが分かっている人から見ると失笑ものでしょう。

一つ言うならば、ポストモダンが分からないというのは、知性の問題ではなく、問題意識の問題ということを理解すべきですね。特に、ソーカルのような態度では、分かるはずもありません。
最後に、ポストモダンを正面から批判するのであれば、テリー・イーグルトンを読むべきでしょう。

 
 
 
 
  
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